新潟県南魚沼市で行われる「越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭」は、日本三大奇祭のひとつに数えられる歴史ある祭りです。
約1,200年前から続くこの祭りは、毘沙門堂で裸の男たちが激しく押し合うことで知られています。
この記事では、そんな「越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭」の開催日程や、祭りの由来、アクセス情報などを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
2025年の越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭祭の開催日時
2025年の越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭は、2月28、3月1日に行われます。
2月28日は前夜祭、3月1日は本祭です。かつては3月3日に行われていましたが、令和2年(2020年)から現在の日程である、毎年3月の第1土曜日に変更されました。
前夜祭では、御前立本尊御開帳護摩法要や大ローソク献火式、福餅撒与などが行われます。
本祭当日は、稚児行列や福餅撒与、大名行列などが催され、夜には裸押合いが繰り広げられます。
越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭祭とは?
越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭祭は、坂上田村麻呂がこの地に毘沙門堂を建立し、国家安泰や戦勝祈願を行ったことに由来すると言われています。
その後、信仰が広がるにつれて、年始に多くの人々が押し合いながら参拝するようになり、現在の形に発展しました。
越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭祭の最大の特徴は、「裸押合い」と呼ばれる神事です。
上半身裸の男たちが「サンヨー、サンヨ!」と掛け声をかけながら、堂内で激しく押し合います。これは、より早く毘沙門天に近づき参拝することで、福を得ようとする信仰心の表れです。
越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭祭へのアクセス・駐車場情報
会場 | 普光寺 |
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住所 | 新潟県南魚沼市浦佐2495 |
アクセス① | 関越自動車道 小出ICまたは魚沼ICから車で約20分 |
アクセス② | ETCカードがあるなら 関越自動車道 大和PAから降りて車で約8分 |
アクセス③ | JR上越線 浦佐駅から徒歩で約8分 |
駐車場 | あり |
越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭の会場である普光寺へのアクセス方法をまとめました。
関越自動車道で行く場合は、ETCを利用しているなら大和PAから降りることで、10分もかからずに普光寺へ行くことができます。六日町Cや魚沼ICからも行けますが、20分ほどかかります。電車の場合は、JR上越線の浦佐駅から歩いて数分で行くことができます。
周辺のおすすめスポット
- 八色の森公園
- 八海山麓スキー場
祭りの前後に訪れたい観光スポットも多数あります。特に、以下の2つのスポットは人気があります。
八色の森公園
八色の森公園は、新潟県南魚沼市にある自然豊かな公園です。
四季折々の美しい風景が楽しめる広大な敷地には、芝生広場や遊具、散策路が整備されており、家族連れや散歩を楽しむ人々に人気です。公園内には池があり、水辺の生き物を観察することもできます。春には桜、秋には紅葉が美しく、写真撮影にも最適。地域のイベントも開催され、地元の人々の憩いの場として親しまれています。
八海山麓スキー場
冬季に訪れるなら、八海山麓スキー場も外せません。
上級者向けの急斜面コースから初心者向けの緩やかなコースまで、多彩なコースが揃っています。スキーやスノーボードを楽しんだ後は、温泉施設で温まるのも良いでしょう。八海山の伏流水を使った地酒も楽しめるため、祭りとセットで訪れると充実した旅行プランになります。
まとめ
越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭は、約1,200年の歴史を誇る日本三大奇祭のひとつです。
激しい裸押合いや、大ローソク献灯、福餅撒与など見どころ満載の祭りです。祭りの前後には「八色の森公園」や「八海山麓スキー場」などの観光スポットを訪れるのもおすすめです。新潟の歴史と文化に触れながら、特別な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか?